日本vsカメルーン

日本サッカー界の今後にとって非常に重い試合がやってきました。

この試合はただの親善試合ではありません。
アジアカップ以上に今後を占う大事な試合です。
と言うのも、4年前を思い出していただければ分かると思います。

事のキッカケはアルゼンチンにドイツにホームで完敗を喫したジーコジャパン、
その日から今日に至るまで、日本代表には大きなハンデが圧し掛かっていました。
「ホームで完敗を喫するレベルなら戦う必要は無い」
ドイツは一方的にキャンセルをし、
他の強国はそれを受けて日本との親善試合を組むことを拒みました。
日本協会のマッチメイクは困難を極め、
(恐らく大金を叩いて)3軍のナイジェリアなど価値の無い試合を次々と組むことになりました。
欧州に出向いての試合も驚くほど巨額の投資をしたに違いません。

弱国にとっての日本は適当なメンバーであっても大金をもたらしてくれる国、
強国にとっては戦う価値の無い国とハッキリとしたカラーが付いてしまった感があります。

今日の試合は、次回のW杯の大陸の強国カメルーンです。
蹴導はアフリカ最強とは思ってませんが、強いことに変わりありません。
(※モロッコ、チュニジア、セネガルの方が上でしょう。)
日本サッカーに興味を持ってもらう、
日本と試合をしたいというチームを増やす為の非常に重要な試合です。
中津江村が非常に親交を深めてくれたこともあり、
ジェレミやエムバミはいませんでしたが、エトー、ジョブ、マクーン、ソングといった
ほぼ1軍、ベストメンバーが来日し、今日の試合を戦ってくれました。
まぁ、時差や移動の疲れもありますが、
日本も8月のJ連戦というスケジュールをこなしているのでここはイーブンでしょう。

では、寸評です。日本6:カメルーン7。

川口 5.5 フィードとポジションに不安が残るも神懸りなセーブは健在。

中澤 6.0 ゲームメイクと空中戦の強さを発揮。1v1はイマイチ。加地との連携は限界か。
闘莉王 6.5 先制点と質の高いフィードで勝利に貢献。カードは余計。
加地 6.0 体の弱さと精度の低さは相変わらずも武器の運動量と突破力が上回る。 
駒野 5.0 当り負け見せ場を作れず。右で活きる選手だろうが…。
→今野 5.5 駒野より強さは見せる。相手の右からの攻撃を上手く止めることは出来た。

啓太 6.0 普段の出来を強国相手に披露。攻撃面は期待できないが信頼度は厚い。
→橋本 6.0 押される時間で持ち味の嗅覚を発揮、ピンチの芽を摘み続けた。
阿部 7.0 MVP。前半は良いポジショニングで顔を出し、後半はスイーパーとして閉めた。
遠藤 6.5 1A。先制点を呼び込むFK。プレスに参加し、タメを作り、パスで崩し続けた。
→憲剛 5.5 追加点を呼び込むも攻守に強さと精度を欠く。守備面の意欲も少なかった。

達也 6.5 大久保と共に相手のビルドアップをさせず。先制点のキッカケのファールを貰う。
→佐藤 5.5 パサーとの相性もあるだろうが、見せ場を作れず。動き出しは相変わらず◎。
大久保 6.5 試合の口火を切りカメルーンを釘付けにした。報復行為は…駄目ですよw
→山瀬 5.5 勝利を決定付ける正確なミドルで得点。ゲームには乗れず課題を残す。
前田 6.5 嘉人と達也の飛び込むスペースを生み出し、パスを散らす。後は時間だろう。 
→高松 5.0 もう少し佐藤の近くでプレーしたかった。巻の背中はまだ遠い。

オシム:6.5 試したいことをすべて試し、勝利を得る。

【戦評】
今回は短めに。
トルシエ時代より組みやすいと思っていただけに、
当時と同じ2-0と言うスコアはカメルーンにとってショックだったのでは無いだろうか。
時折日本の両サイドを抉りチャンスを作り上げるも、殆どの場面で強烈なプレスに押し込まれ、
エトーも個人技を見せてもゴールを視野に入れれずタイムアップの笛を聴いた。

ここでのプレスとは組織的なボール奪取もだが、
日本はボールを持ったままプレスをかけるという一段上のサッカーを見せ付けた。
それは阿部、啓太、遠藤、この3名が非常に効いていたと言う事でもある。

更に+となったのが、大久保、達也、前田の3名だろう。
両WGの2枚は、カメルーンにビルドアップをさせず、
前田は強靭な体と判断力を生かしてさながらフランサ、いやトッティか、
シュートは無かったものの彼らのような存在感を見せ付けた。
時間が経てば連携も上がって来るので今後が楽しみである。

驚いたのが、中澤のゲームメイクだ。
加地との相性が未だに難しい面を見せていて、
ドリブルで突破されシュートという場面もあったが、
様々な場面でフォローやパスを出し有利な展開の基を作り上げた点は見逃せない。
袖にシュピールフューラーを巻いていても可笑しくない存在感だったが、
重責を持たせ過ぎるのもアレなので川口がつけているほうがいいんだろうなと思った。

闘莉王と中澤のCBだが、中央からの突破に関しては、
啓太と阿部がカバーでいるので問題が無いように見えた。
ただ、両サイドのどちらかが当り負けてドリブルされたときは、危険な敵と対面するだろう。
マークに付ききれない状態からのペナルティエリアへのドリブル突破をされると、
足元の反応と大き過ぎるゆえの審判の判断が敵になると感じる。
達也とカメルーンのDFのように…。
オシム監督が今後どう料理していくか楽しみだ。
 
言い方は変かもしれないが、次の試合がW杯の初戦でも良いというスタメンにはなっていた。
それぐらいスタメンがはまっていた。
ああ、駒野が…難しかった。
彼はやはり右の選手でWBが本職だろうと感じた。
今野が十分な活躍を見せてくれたが、左SBの選手の層を深めることは今後の課題だろう。

控えの選手だが、今野と橋本はかなり自信が付いたのではないだろうか。
佐藤は、そろそろ結果が欲しいところだ、ソコが武器の選手なのだから。
山瀬は、結果を残したがフィットするまでまだかかるかもしれない。
その他の選手(憲剛、も含む)は、やや難しい立場だろう。
Jや海外には凌駕する質を持った選手も多いので、もっと何かを見せていかないとと感じた。

まぁいつも通り辛口になったけど、強い日本が帰ってきた。日本はヤルよ!
対戦国どんどん来てくだされ!安くで強化させてくれっ!!

オーバー。

追伸:ブログを書き終えてから監督や選手のコメントを読んだのですが、
早くもカメルーンが本国でリベンジマッチを考えてくれてるようですね。
日本は、サンドニを経験してるのでそう簡単にはリベンジさせませんよっ!嬉しいことだ^^
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by awi-syuwdow | 2007-08-23 01:18 | 日本代表  

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