vsチリ戦【評価点2がいます。】

こんばんは、2008年の代表戦初戦が終了しました。

対戦相手は、昨年からアルゼンチンの知将、ビエルサが率いるU-24!チリ。
年齢こそは若いが、世代交代を進めながら、規律のあるしっかりとした試合を展開してくると予想できる。対する日本代表だが正直、期待よりも不安が先立つ。先に書いた指宿(いぶすき)合宿のコラムを読んでもらえば解ると思うが、本当に期待が出来ないのだ。


まぁ、とりあえず【採点】からしよう。
相手の強さ:5/10。日本のスタメンのコンディションは一部を除いてかなり良い。


川口能活:5.5:クロス、飛び出しに安定感を欠くも最後の砦は守りきる。

内田篤人:4.5:前線にも顔を出すが攻守に質の低さを露呈、苦しい初陣を糧に。
→加地亮:6.0:攻撃面での関与は少なかったが、右サイドからの攻撃を防ぎきる。
中澤佑二:5.5:良く絡んだが重要な場面で競負け、カウンjターでは取り残される。
阿部勇樹:5.5:持ち味の「数的優位」と「高さ」を守備でしか使えない布陣で苦しむ。
駒野友一:5.5:中盤の守備に絡めず、置き去りに。良いクロスとシュートを放つ。

鈴木啓太:6.0:広い守備範囲と早めの潰しで中央を突破させず。普通の出来。
中村憲剛:6.0:プレスに参加し、前線にパスを供給、無難な出来。
→山瀬功治:--:時間が短く採点なし。
遠藤保仁:5.0:パスは光るも前監督との役割の違いに戸惑い、攻撃のブレーキに。
山岸智:5.0:左右に顔を出すが自身のスペースを見つけられず埋没。
→羽生直剛:5.5:大久保と共にチャンスを作るが、徐々に山岸と同じ運命に。

巻誠一郎:6.0:前線で身体を張り、守りに走り、チャンスも作るが得点には至らず。
→矢野貴章:--:時間が短く採点なし。
高原直泰:5.5:個性は発揮するも得点には至らず。トラップの精度を欠く。
→大久保嘉人:6.0:システム上で最も可能性を見せる。得点は決めたかった。


岡田監督:2.0:2.0はいらないということ。点が取れないサッカーーに終始し、試合を無駄に浪費した。すべての元凶は「この人の方針」にある。1試合見ただけで十分である、役者不足だろう、解任すべき。


【戦評】
「憤怒」という気持ちだ。この監督がいる以上、オシムがやってきたことがすべてリセットされてしまうことが解ってしまったからだ。

4-1-3-2(4-1-2-1-2)、通称、ダイヤモンドサッカー。
サイドアタック全盛期のこの時代に、1ボランチ、中央突破によるパス回しとなにより「圧倒的な個人技を持つFWが2名」いなければ機能しないこのフォーメーションを選んで果たして何が出来ると思っていたのだろうか?

まずはダイヤモンドサッカーの問題点を書いておこう。

4-1-3-2を機能させる為には攻撃面で2つの条件のどちらかが必要である。
それは「強力な2CF」を備えたパサーのOH(+パサーのSH*2)か、得点力に秀でたOH*1(+パサーのSH*2)である。

また、DH1枚、SH2枚な為、彼らは常に背後に気を配らなければならず、必然的に攻めの枚数に参加しづらい。パサーとして前線にボールを供給するか、上がってきたSBに預けることになる。(広範囲を守備できる守備力をもった両SBとOHに英のような存在がいれば、SHは攻めあがることも可能だろうが…。)

また、余程優れた個が揃わない限り、コンパクトサッカーが主流の現在において、2CF、中央OHというのは前線中央に過密状態をもたらすので「追い越す動き」や「逆サイドへ斜めに走る動き」は作りづらい。(※元々ダイレを意識しすぎるとSHが上がっていく時間は無いけど…。)

攻撃パターンとして、CFの片方が下がり、クサビとなることで、
1、CFが元々居た所にスペースを生み出しそこにOHが走り込む。
2、もう片方のCFに受け渡し、もう片方のCFが1,2枚抜いてゴールに迫る。
3、SBが上がり、ボールを外で受け取り、クロス。(対応できるのはもう片方のCF1枚)
4、クサビとなったCFが個人技でそのまま持ち込む。
5、クサビとなったCFがファールを受けて、FKのチャンスを得る。

ただし、SBが上がると、上がったSBのスペースを埋めれるのは「同面のCBだけ」になるので、カウンター前に「同面のCB(同面のSBへ)」「逆側のCB(同面のCBもしくはそのまま)」「1DH(CBもしくはそのまま)」「逆側のSB(逆面のCBもしくはそのまま)」「逆側のSH(逆面のSBもしくはDH)」と其々がポジションをカバーしなければならないのでタイミングが非常に難しい。

よって「3」は多くは使えないし、使ってもCF1枚だと限界がある。CKも得づらい。
また「1」も今回は遠藤なので、効力を発揮しづらい。
攻め手は「2」「4」「5」ということになるが、相手は3バックの1SW。相手の質が下だとしても非常に分の悪い戦いになる。

そして前代表にて、その才能を開花させている「阿部勇樹」、彼は今回1DH、2CBのCBに割り当てられた。3バックの一角や2DHの片割れなら彼の参加により数的優位を確立できるが、今回だと持ち場を離れることは出来ない。彼の才能は活きない。
勿論、羽生や山岸といった才能も攻撃面での才能を発揮しづらい。オシム時代に発揮した彼らの才能は、この窮屈なスタイルでは10か20%ぐらいしかでないのじゃなかろうか?

何故今までのサッカーを煮詰めていかず、180度違う戦い方を選ぶのか?
ライバルはチリ戦を研究してくるだろう。3バックを敷けば日本の攻撃は封じ込められると確信するはずだ。また、簡単に両サイドからCKを得れると理解するはずだ。
力量が下の相手は3バックを敷いてくるはずだ。また互角や上の相手は徹底的にサイドを突いてくるだろう。指揮官の戦術眼は取り返しがつかない方向を向いていると思われる。

選手交代についても、消耗した部分を入れ替えただけ、なんの策も無かった。

1戦見ただけで十分である、指揮官は解任されるべきであろう。

追伸:ビエルサが選手交代をしなかったことについて。ようするに交代しなくても良いサッカーを展開できていたと言うことである。日本は脅威ではないと言うことを敵の指揮官の采配で確認できる。この試合を見て「もうやる価値が無い」とまたマッチメイクがし辛くなる気がする。

オーバー。
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by awi-syuwdow | 2008-01-27 19:02 | 日本代表  

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