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オシムの求めるサッカーとアジアカップのノルマ

こんばんは、前回のコラムの延長です。

スポナビにてコメントを残し、前回のコラムを書いたところ、
どういうサッカーだと考えているか知りたいとのことでしたので、
2つのサッカーを元に、
オシムの求めるサッカーとアジアカップのノルマについて書いていこうと思います。


まず、アジアカップのノルマですが、結果は大事です。
ですが、ブログでも書いたように、
前任者の嗜好によって若手の国際経験が乏しく、
良い練習相手に恵まれない状態にあって、
1年未満しかないスパンで結果を出すのはものすごく難しいことだと思います。

アジアカップに勝利できれば、コンフェデの道も開け、質の高い経験を出来る場が開けます。
自身もそうなってくれることを期待しています。
しかし、過去を払拭するには1年は短い。
アジアカップは、まだ核となる選手のテストの場だと感じています。
深めた戦術を披露し結果を残す場ではないと思います。

特に今回は、豪州と第二のJのある国も出場します。
過去のライバルだけではなく新しいライバルもいるのですから、
結果を出すのは更に至難でしょう。
相手によっては、早期敗退でもやむなしと感じています。

私の望むノルマは、ヒデに変わるリーダーの台頭です。
今回選ばれたメンバーの中から、数人、核となる選手が出来ることが、
今後に向けて、タイトル以上に嬉しいことだと感じます。
まー、負けてしまうと理解して無いメディアやアンチサッカーの外野がうるさいでしょうがね…。


オシムのサッカーの理想がトータルフットボールではないかという話が上がっていたので、
トータルフットボールとオシムのサッカーを比べてみたいと思います。

クライフのトータルフットボールは、
圧倒的な実力差を持った元々強いチームの為の戦い方であり、
両サイドのCBをSBのように使い、そこでタメ、守備自体はCB1名とDH1名で行います。
攻撃自体は、両サイドからのサポートをさせない為に、FW2名をサイドに張らせ、
中央の密集地を、個人技で崩していくサッカーです。
現在主流のサイドからの突破や、コンパクトなラインの逆を行くサッカーです。
ピッチを広く使うので、見ている分に面白く好きな人も多いと思います。

しかし、オシムの攻撃の仕方は、
トルシエのウェーブと同じで選手を動かして隙間を作り、そこを突破口にします。

クライフのトータルフットボールではないと感じています。
と、言いますか180度、逆のサッカーだと感じています。

オシムは守備的な監督です。

最初に、地域の文化を活かすことを考えます。
日本人だと、スタミナ、俊敏性、適応能力ですかね。
その結果、ジーコ時代が両SBだけ線だった(コレは南米の大国の文化)のに対し、
彼はすべての選手が線になること(コレが日本らしいと)を選びました。
ここまでが文化による前提です。

ここからがオシムの価値観。
まず、相手の攻め方の研究から入ります。
その上で対応できる人選を決定し、
常に人数が足りている、選手が相手の攻め方に対応できる等、
判断力を重視した崩れない守備の文化を作り上げます。
最後に、数や視界のロジックを持って攻撃を組み立てます。

私はオシムのサッカーはこういうサッカーだと感じています。

オシムの理想系はコレでは無いでしょうか。

「弱者であっても、文化と組織(数字)を武器に強者と渡り合えるサッカー」


追記:やはりオシムは日本の為に戦ってくれていると思います。
私は、オシムよりトルシエのような爆発(暴発とも言う)できる人の方が好みですが、
今の日本は、世界から見たら「W杯で惨敗したサッカーの中心地から離れたチーム」です。
優秀且つ老獪な監督、もしくは中心地で活躍している若い監督は、
そう簡単には引き受けてはくれないでしょう。

極東で戦う価値と法外な契約料、法外な条件の3点が必須になります。
最初の部分だけで引き受けてくれる監督はそう多くは無いはずです。
居ても前述のゲルトやセレーゾ辺りになると思います。
勿論、彼らがより力をつけて日本に還元してくれれば嬉しいですが。

今は引き受けなくても良い立場を引き受けてくれたオシムを見守って行きたい。
日本を知っている彼の奮闘により、
日本がまた桧舞台に戻ることで日本を誇れる日が取り戻せると信じているから。

オーバー。
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by awi-syuwdow | 2007-06-22 22:02 | 日本代表  

3つのサッカーを紐解く

こんばんは、ある3つの監督について、私見を書かせてもらいます。

生まれの誇りと現役時代成功できなかったコンプレックスを持ったあるフランス人は、
日本人の勤勉さと適応能力に目をつけました。

彼が選んだのは、DDをベースにしたフィジカルを使わないサッカー、
前線からの高いプレスと高いラインを保ち、
相手がミスをしたら能力が低くても点が入る可能性のあるサッカーでした。
それは相手の戦術如何に関係なく自分達の決まった戦い方で先手を取るサッカーです。

ただそれを実行するには、勤勉さと適応能力、そして精神面の充実が必要でした。
彼は気に入った多くの選手にDHを経験させます。
彼のチームを完成させる為には、広い視野を持った選手が一人でも多く必要だったのです。
そして精神面。ここを鍛える為にピッチ以外での様々な経験を積ませます。
そしてこれらをクリアし、日本人に最も適していると思われるサッカーを作り上げました。
欧州や南米は勿論、モロッコやコートジボワールの文化では真似出来ないサッカーでした。

彼のサッカーは面白く、他チームの監督の目にとまり、
日本は一度は対戦したいチームとして認知されることになりました。
世界王者、欧州王者、南米王者、アフリカ王者、3大リーグの有るチームと、
予想以上に安い金額で試合を組むことが出来たのではないかと思っています。


あるクラブで短期間の監督経験を積んだあるブラジル人は、
プレスの無い場所で高い技術を見せる日本人に惚れ込み、
彼らに自分が現役時代にしてきた理想を追い求めました。

それは両SBのみが線の動きをし、
中央の選手は運動量や守備力より高い技術を持つことを重視した、
エレガントな点の動きをする南米大国のサッカーです。
しかし時は中央での自由な動きをさせない時代になっていた為、
彼の理想は脆くも崩れ去ります。

技術重視の中盤と、年齢が一気に上昇した好みの選手で作り上げたラインは、
別の南米の大国相手に脆くも崩れ去り、
以降、日本と戦う価値は無いとキャンセルをいれるチームが出たり、
本気のメンバーを揃えなかったり、
高額の試合代を目当てにするチームが増えました。

彼自身も戦い方を変えることを余儀なくされますが、
彼には南米大国のサッカー以外の情熱と形は存在しておらず、
ぶっつけの対処をし続けました。

結果、世界と対等に渡り合うには難しい守備陣と、
フィジカルを重視した攻撃的な2枚のDHの間に広大なスペースを作ってしまったり、
最終ラインから相手ゴールまでの距離が遠くなったことで、
効果的なプレスが掛からず前線の選手はすぐ疲れてしまう、
とてもではないが見せることの出来ないサッカーを作ってしまいました。


最後に、とあるバルカンの人ですが、
彼が目をつけたのは、もうひとつの日本人の有利な点、俊敏さでした。
元々世界を見渡してもスタミナ面は高いものを有している日本人ですから、
スタミナ+俊敏さを前面に出したサッカーを作り上げようと考えています。

それと同時に、前任者が失敗し、前々任者が最初から捨てた、
守備の文化(後手を踏んでも戦える)を植えつける作業に着手しています。

彼は、上記の2点の特徴を、相手を封じる武器として活かそうと考えています。
前の2人と大きく違うのは、自分達のやり方で立ち向かうのではなく、
相手の特徴に合わせた戦い方で立ち向かうということです。

判断力を磨かせ、スタミナと俊敏性を武器に、相手を封じていける、
ややパス精度の高いどのポジションにでも入れるガットゥーソという表現でしょうか。
ガットゥーソよりはユ・サンチョルが近いかもしれません。
彼はフィジカルがありましたが…。

そういう選手をたくさん育て上げて、
守備の文化を持てるサッカーを作っていこうと考えています。
彼の戦いが成功に終わるか、失敗に終わるかは後に分かるでしょう。


3人のうち1人は、外の人に日本人のするサッカーに興味を持たせることに成功しました。
リップサービスではなく本当にやり辛い相手と認識してもらえました。
1人は、彼自身の名声での戦いは申し込んでもらえるものの、
日本人のするサッカーに興味を持たせることには失敗しました。
といいますか、地に落としてしまいました。
いいサッカーをしている、未来のサッカーだ、とお世辞しか頂けませんでした。

1人は、1人が地に落としてしまった汚名を返上するところから始めています。
前任者の失敗の代償は大きく、良い試合を得られるには数年掛かる可能性があります。
その中でチームを作り上げていかなければなりません。

彼の戦い方が日本人に向いているかはまだ分かりません。
ですが、やってもらわなければ困ります。
近年の日本は、誇りを失いつつあります。
彼の戦いは日本人の誇りを取り戻す為の戦いなのですから。

オーバー。
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by awi-syuwdow | 2007-06-22 03:55 | 日本代表  

U-21代表 vsマレーシア

えーと、怒ってます。
ほんとはこんな試合に評価はしたくない。

強さ:日本3、マレーシア1:です。

今回は知らない選手も多いと思いますので、
フルネーム&彼らのポジションと現所属を書いておきます。

採点。

山本海人 清水 5.0 GK 
:セービング、ハイボール処理、キック共に安定感に欠けた。

細貝萌 浦和 5.0 右CB
:焦って集中力を欠き冷静な判断できず、致命的なミスが目立った。
一柳夢吾 東京V 5.5 中CB
:ミスもあったが、ポジションと強さは見せた。合否は保留だろう。
田中裕介 横浜M 5.0 左CB
:調整不足と気の抜けたプレーに終始。失点の原因まで作る有様。

鈴木修人  早稲田大 6.0 右DH(ややCH気味)
:精度の良いミドルが2本、1得点。基本的な繋ぎや守備が荒く減点。
→増田誓志 鹿島 5.5 OH
:本命投入も、みんな縦へ急ぎ中へ動き、持ち味を活かせず。
小椋祥平 6.5(MVP) 左DH
:圧力の有る場面でも落ち着いて攻守に処理。唯一の合格点か。
→杉山浩太 清水 5.5 DH
:1ボランチ気味で投入。幾つか意味の有るパスもパスミスが目立つ。
長友佑都 明治大 6.5 右WB
:技術と勘に問題はあるが、豊富な運動量で結果を残した。1得点。
上田康太 磐田 5.5 左WB
:アシストを獲得も殆ど見せ場無し。簡単なトラップミスが目立つ。
枝村匠馬  清水 4.5 OH
:曲芸師。前半15分で交代されても仕方が無いプレーに終始した。

萬代宏樹 仙台 5.5 FW
:PKを決めるが、流れの中での決定期を悉く外し続けた。
岡崎慎司 清水 5.0 FW
:存在感無く沈黙。何をしたかったのか全く分からず交代。
→興梠慎三 鹿島 5.5 FW
:幾つか良い動きを見せたが、ボールが足につかず。

反町監督 3.0 後述。

雑記。

正直、ゲーム内容は最悪の一言。
組織と言うものが皆無で、サッカーではなかったよ。
誰もサポートに行かない、誰もWBの裏から走りこまない、
みんなアシストと得点しか狙わない。
(誤解があるので数名の選手はちゃんとサッカーをしてたと書いとく。)

違う意味合い(サバイバル)を見せられたけど、
何か勘違いをしてるよね、確かに消化試合なんだけど、

こんな訳の分からない編成を試すのは、「練習や練習試合で出来る。」

なんで観客集めてまで公開○刑をしなきゃならないのさ。

普通の思考なら、最終予選に向けたスタメンを含めた準備の場。

代表キャップと代表の国際試合を、掘り下げに使った結果、
スタメンの連携不足が露呈して、最終予選で負けたら元も子もない。
過去のユースチームに比べて、このチームはそんなに充実してるのか?

意味の無い試合を作らないで欲しいよ。

指示にも不満はあるよ。

村枝や岡崎は何をしてるのかさっぱりだったよ。
CBもどうでもいいところでドリブル始めたよ。
サイドは中の選手に合わせずに明後日の方向にクロスあげてたよ。
親善試合とは違い、交代枠は3枠しか無いのだから、
ハーフタイムに修正しておくべきではなかったの?

頭を使わないサッカーに、崩しの無いサポートの無いサッカーに、
観戦していた高原もコメントの仕様が無かったんじゃないの?
「これ、ほんとに静岡の選手?」とか思ってたんじゃないかな。

選手交代も不満が残る。
FWとOHが機能していなかったから、興梠の投入は分かる。
鈴木のメンタル面が限界に来てたから、杉山の投入も分かる。
だが冷静に周りを見て緩急のつけたプレーしていた小椋を外して、
増田を投入したのにはどんな意義があったか不明だ。

普通に考えれば、同じ交代でも、
村枝→増田、鈴木→杉山(本田)、岡崎→興梠(菅沼)だろう。

大学生の個人技で3得点とも生まれた(長友がPK獲得)けど、
無かったらどう転んだかわからないゲームだったよ。

多くの選手が、サッカーを、チームプレーを全く見せず、
点数稼ぎだけのプレーに終始しており、正直醜かった。

させてしまった、指揮官の更迭を要求したい。
もう時間無いけどさ。
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by awi-syuwdow | 2007-06-07 01:29 | 日本代表  

キリンカップ vsコロンビア 長すぎましたorz

0-0のドローです。詳しくは後述。

まずお互いの強さ、日本が6(ほんとは5ですが…)、コロンビアが6。


まずは、辛口の採点です。

1 川口 5.5 キックは良いが、スローやハイボールの処理は不安定。

22 中澤 6.0 体の入れ方が良く相手を封殺。多々あるミスが勿体無い。
6 阿部 7.0 MVP 獅子奮迅の守備。ルーズボールを悉く拾い処理した。
4 中田 5.5 守備は及第点も、武器である効果的なフィードは皆無。
→15 今野 5.5 前者と同じく低調な内容。走るが左サイドは活性化せず。
3 駒野 5.5 守備に奔走。攻撃は中と噛み合わずチャンスなし。

13 鈴木 5.0 仕方ない面もあるが、今日のキーマンは弱さだけを見せた。 
14 憲剛 5.5 攻守に貢献するが、前線に対し指示する場面が欲しい。
28 稲本 5.0 前線の理解力不足と共に自身も埋没。
→8 羽生 6.5 見本となる第3の動き。第1、第2があれば更に光った。

10 俊輔 5.0 一瞬の精度は有る。役割を全く理解せず、致命的なミスも。
→17 藤本淳吾 - 採点なし
7 遠藤 5.5 俊輔と同じく自身の役割を理解できず。守備に忙殺され交代。
→9 巻  5.5 良い動きで前線を混乱させるも自身にパスが来ず。
19 高原 6.0 前線でひたすらポストも、あの守備陣に一人では厳しい。
→12 播戸竜二 - 採点なし

オシム監督 6.0
恐らくスタメンだけ伝えて、何の指示もせずに望んだと思われる。
今回の「テスト」は、適性と理解力を図る上で、奥が深い。

この試合で分かった。オシムはトルシエ以前とトルシエだけではなく、
ジーコのサッカーについても深く取り入れようとしているようだ。
個の判断と組織を組み合わせようとしている。
乱数がたくさん有る攻撃を目指しているのだと思う。

今日のテストの結果だけど、勿論国内の選手もテストしてるが、
海外組と呼ばれる選手達の中で及第点を得たのは、中田浩二だけだろう。
もっとも、中田浩二もまだ合格ではなく、再テストといった感じだ。
ようするに、他の選手は落第してもおかしくない結果だということだ。


では、今日の試合について紐解いていきます。

まずスタメンを見て見よう。

ここまでの試合の流れから、
阿部、坪井、駒野、今野、中澤、(加地、闘莉王)、鈴木、憲剛と中田浩二、
このメンバーの中から現在の後ろ6名が選ばれるということ。
勿論、他の選手についても、力を付けていけばチャンスはある。
守備のベースと数的優位を保つ為の、
カラクリは完成されつつあることが分かる。

次に、前線は巻と高原が最も高い位置にいる。
ただ、矢野、寿人、播戸、その他の選手にも門戸は開かれているだろう。

最後に中盤の前。
ここは、ジェフの羽生、山岸+ガンバの遠藤が目安になっている。
だが今回の中盤は遠藤、稲本、俊輔ということになった。

選手が変わったからといって戦い方が変わらないのは、
オシムもトルシエも同じだ。
要するに目安に辿り着けているか、超えられそうか「テスト」しているわけだ。

今日の中盤のテストのポイントは、
「高いテクニックを持った選手が、羽生や山岸の動きを理解できているか」
「高いテクニックを維持したまま、羽生や山岸の動きが出来るか」
ということだった。

稲本も俊輔も遠藤もピッチから、ベンチから、客席から、
彼らの動きを見ていたはずである。

しかし、彼らは中央に固執し、パサーであることに満足し、ランを行わず、
相手の守備陣に楔を打ち込むことどころか、
ペナルテイエリアに入り込むことすら出来なかった。
いや、すらしなかったというのが正しいだろう。

中盤のテストの解答は否であった。
オシムにとっても我々にとっても非常に悔しい結果となった。

今日の大きな問題点は、本当にそれだけである。
そこを理解していれば全く違った結果が付いて来たに違いない。

さて今回、気になった選手だが、まずは俊輔。

戦い方が全くチームに溶け込んでない、
チームの戦い方を理解していないことを露呈していた。

他の選手が線を作っているのに自分だけは点のまま動いていない。

ジーコのサッカーは、両サイドが線で、それ以外は点のサッカー。
オシムのサッカーは、すべての選手が線になるサッカーである。

俊輔達は、点のままであった。

他にも、保持した俊輔が、背後から上がってくる駒野にパスを出すシーン。
対面の相手に、今から駒野に渡しますよ、
と伝えてパスをしているかのような動きだ。
当然、相手は駒野に向かう。パスを出してもチャンスは作れない。

一回中にパスを出す動きをフェイントで入れて、
相手に複数の選択肢を考えさせれば(俊輔に引き付ければ)、
背後から上がる駒野が何度かフリーでボールを保持し、
武器である早くて鋭い点で併せるクロスを上げられたに違いない。

相手の攻撃が右サイドに偏っていた為、日本の右サイドの前には、
カウンターの為の広大なスペースがあったのだからとても勿体無かった。
俊輔で攻撃が停滞してしまった。
本人はそれを理解できているのだろうか?
皮肉っぽい言い方だが、リーグMVPよ、しっかりしてくれ。


まぁ、俊輔ばかりを怒っても仕方が無い。
今日の彼は「使われる側の選手」だったのだから。
今日、一番頑張らないといけなかったのは、DHの2名だった。

憲剛、なんで俊輔の指示仰いでるんだ…君が指示する立場ではないのか?
啓太、前が理解してなかったから仕方ないけど、狙いが悪過ぎないか?
オシムの前試合の会見を理解しているのか?
君が、君らが、レジスタとしてリズムを作らなければいけないんじゃないのか?

憲剛と啓太の第1の動きから、俊輔ら数名の第2の動き、
その第2の動きの中に本命を作って、
余ったメンバーが第3の動きをして崩すんじゃないのか?

啓太からそういう攻撃の意思を発するパスが出たようには思えなかった。
近くの前と後ろの縦に出してばかりで、
両サイドへのパス、チャンスを作る為の散らしのパス、
言うなれば「野田知の魂の横パス」は見受けられなかった。
そして、相手にピッチを支配され、地面に突っ伏し続けた。


でも、オシムは何も言わないのだろう。
山岸が、羽生が「受ける側の動きを見せている」し、
遠藤や憲剛は、羽生や山岸の「動きを活かせる」感覚を掴み始めているから。
気付いた者だけが、代表に残る資格があると思っているのかもしれない。
俊輔や稲本の世代には期待している。
早くジーコ時代とは違うサッカーをしているのだと、気付いて欲しいものである。

…アジアカップは、海外組は参加しないんだろうなぁ。
次の合流は、欧州遠征の場だろうか。
居場所が残っていればいいのだが、もしかしたら無い可能性もあるな。



追伸:前回のモンテネグロ戦もだけど、
お互いタイトルに向けて気合が入っていて、いいマッチメイクでした。

…と見た目には思えるが、
連戦のモンテネグロから1点しか奪えなかったチームとの試合でもある。
結果ドローでタイトルは取ったけど、相手は中1日なんだよね。
ルールはルールですが、得失点差を考慮するなら、
前試合からの日数も含めてコロンビアの1点差の勝ちとも言える。
だから、このタイトルにさほどの価値は無い。


キリンカップは要らないなど、色々言われてるけど、
長年、日本代表を支えてきてくれているキリンの大会なんだから、
もっと価値がある大会にして欲しいと思う。

相手が調整不足だったりで物足りないこともあるけど、
そもそもの問題は日程にあると思う。

日本vsA、中1日でAvsB、中1日で日本vsB…。
こんな滅茶苦茶なスケジュールで誰が気合入れてきてくれるんだ?


欧州から1、南米から1、アジアアフリカ北中米から1呼んで、
4チームで、日程しっかり作って、リーグ戦を争ったほうが面白くないかな?

費用も倍(3チームだと3試合、4チームだと6試合)掛かるだろうけど、
その方が大会の権威も上がり、参加を希望する国が増えると思うよ。


今のままだと「どうせ行っても日本有利の日程で価値無いだろうな」
と他国は判断してると思います。

前にナビスコカップも書いたけど、キリンカップも改革じゃ♪
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by awi-syuwdow | 2007-06-06 02:56 | 日本代表  

キリンカップ vsモンテネグロ

基本の形の出来てきて1ランク上がった日本と、
欧州の強豪ユーゴ(セルビア・モンテネグロ)から新しく独立したモンテネグロ。

まずお互いの強さの目安。
日本6、モンテネグロ5。
モンテネグロは選手が若返っており、また移動の疲労から-2しました。
同レベルの良い試合が期待できますが、
前半で勝負をつけて可能なら後半はテストの時間にしたいところです。

まず結果から、2-0でホームの日本の勝利です。


次に辛口採点。
今回は背番号が一新されたので背番号(半角数字)もつけちゃいます。

18 楢崎 6.5 フィードのメリハリが◎ PK阻止でほぼ完璧な内容。
22 中澤 6.0 1得点と高さで守るも、釣り出されるシーンが目に付いた。
2 坪井 6.5 堅実な守備を実行。エースに仕事をさせず。
3 駒野 7.0 MVP。理想のクロスと運動量で攻守に貢献。納得の出来。
6 阿部 5.5 前半よい守備を見せる。後半は読み違いで混乱の元に。
14 憲剛 5.5 いつかの俊輔。初心に戻って崩すプレーを取り戻したい。
→17 藤本 採点なし。
13 鈴木 5.5 中央に壁を築くも、後半は強引に倒され軽さを露呈した。
→5 橋本 採点なし。
7 遠藤 6.5 1A。前半の攻撃を牽引。疲れもあり納得の上で交代。
→15 今野 5.0 見せ場無し。流れについていけず消え続けた。
16 山岸 5.5 理解度で使われているのだろうが、個の質が低い。
→11 佐藤 5.5 良いパスを引き出せず、噛み合わず潰され続けた。
19 高原 6.0 アクセントと1得点とカバーで好守に貢献。PK献上で-1。
→21 水野 5.0 持ち味は披露も味方を理解できず、雑なプレーに終始。
20 矢野 5.0 持ち味は見せるも効果的では無い。諦める姿勢も多い。
→9 巻 誠一郎 6.0 相手GKの好守も、気合の入った貫禄のプレー。

オシム 6.0
前半で勝利とベースとなる形の確認は出来たが、
後半のテスト組が思ったより機能しなかったのは誤算だろう。
そのせいもあり、出さないはずの巻を出して締めを整えた。
後半は勿体無かったと感じたけどけど、
オシムクラスなら、コレでも何らかの収穫を感じてるんだろうなぁ。
「ああ、ココをこうすれば次は活きそうだな、ニヤリ」とか。


その他雑記。

まず、スタメンを某ブログで知ったときは、
流れの中で3バックにもしやすいので、

    高原 矢野
  山岸    遠藤
    憲剛 鈴木
駒野 阿部 中澤 坪井
     セイゴー

かと思いましたが、最終ラインの配置が違いましたね。
阿部…左かよーとビックリ。
そして問題なく相手を止め続けたので更にビックリ。

次に、ヤット(遠藤のコト)がワールドクラスになってきたと感じた。
なんだろう、ピッチ全体が見渡せている上に、ほんの0.1秒のズレ、
ほんの10cmのズレ、時間や距離の間が見えているように感じる。
元々(鹿実時代)パスカットが巧い=周りが見えてる選手だったけど、
上記の直感?に加えてその他のスキルもグンと伸びてる。
オシムジャパン不動の選手になりそうな予感。

そして、怪我に悩まされてきた楢崎の目処がついた。
これはフリエだから素直に嬉しい。
フィードのメリハリ、的確なポジションと処理。安定感抜群でした。
やはりヨシカツとセイゴーは抜けている感があります。

MVPについて。駒野がとにかく素晴らしかった。
蹴導が長々と言って来たプレー、予測して切り返さずにクロスを上げる。
しっかりと実践できている。
それは、ひとえにウェズレイと寿人に点で合わせ続けているからだろう。
左ではあまり目立たなかったが、右のスタメンは射止めたかもしれない。
加地が戻ってきても、あのクロスと運動量、成長力は超えれないかも。

混乱を招いたのは…。
4バックから3バックへの変更、コレに尽きる。
相手が2トップにしてきたからなのだろうけど、
単純にフィジカルで劣る日本なのだから、
プレスの少ないサイドに逃げ場を作っておきたかった。
3バックにしたことにより、サイドで1vs2が基本になってしまった。
相手の長所を考えて3バックは使わないといけないと感じたかもね。
最終的に4バックに戻したか?TVからはちと分からなかった。

「右を使え」の理由。
別に水野がずば抜けて優れているからというわけではないと思う。
ちょっと誤解を招くな…いい選手ですよ、水野は。
ただこの指示の内容は、対面の選手が1枚黄色を持っていたから。
だから厳しく当りにこれないし、ドリブラーが活きる。
そこを突いていれば、相手に傾きかけた流れを止めれるということです。

後、気になったのが、後ろでのボール回しとGKからフィード後の動き。
中澤と坪井はフィードがイマイチなので、
二人で回し続けてもチャンスは巡って来ないと思います。
一人飛ばして逆サイドに散らすか、
GKに戻して釣り出す動きが欲しかったと思う。
GKからのロングフィード(主にスロー)の後だけど、
前掛かりの相手の裏でフリーの選手がボールを貰ったのに、
一緒に走り出す選手がいない。ココの切り替えが遅かったね。
勿体無い気がしました。

今日の試合で納得行った選手は、
高原、巻、遠藤、駒野、坪井、楢崎 でしょうか。中澤が続く。

頑張れ!日本人!!
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by awi-syuwdow | 2007-06-01 23:41 | 日本代表  

キリンカップ代表発表!!

こんなんなりました!!

赤字がオシムさんの初選出です。


今回は其々の選手についてやわらか辛口のコメントw

GK:2強再び会いまみえる。後続のGK、若手のGKには申し訳ないが、
この二人で10年14年もいけちゃうかもしれない。
超えれるならそれはそれで嬉しいことだが。

川口能活:当然の選出。セイゴーの復帰は励みになるだろう。
楢崎正剛:当然の選出。今回のテスト次第でスタメンか?逆も然り。
川島永嗣:納得の選出。まだ上の二人とは戦えない。3番手は横一線。

DF:上4名はステータス的に納得できるが、
下の二人が納得できるレベルかというとそうではない。

中澤佑ニ:納得の選出。経験が武器。相手が保持している時の進化が課題。
中田浩二:当然の選出。理解度の高い選手なのですぐ溶け込むだろう。
坪井慶介:納得の選出。彼と中澤は相手のタイプによって使い分けだろう。
駒野友一:当然の選出。語る必要なし。
水本裕貴:やや疑問視。クラブも下降線だが、彼の調子も良いとはいえない。
青山直晃:やや疑問視。壁に当ってる。もっと磨いて引き出しを増やしたい。

MF:核となる選手が絞り込めてきたのではないだろうか。

中村俊輔:当然の選出。語る必要なし。
橋本英郎:納得の選出。どんどん明神化してます。いい傾向です。
羽生直剛:納得の選出。オシムはこの選手は外さないでしょう。
遠藤保仁:当然の選出。語る必要なし。
中村憲剛:当然の選出。語る必要なし。
鈴木啓太:やや疑問視。今年は明神や橋本ほど目立った活躍は無い。
阿部勇樹:納得の選出。指揮官の信頼が厚くクラブでも結果を出している。
今野泰幸:納得の選出。クラブは下降気味だが、彼の動きは上り調子です。
山岸智:謎の選出。いい選手だが好調時でも代表レベルかは首を傾げる。
藤本淳吾:やや疑問視。若手へのメッセージだろう、それ程の活躍ではない。
水野晃樹:やや疑問視。縦に非凡な攻撃力。横や中を見れないと消えるゾ。
本田圭佑:納得の選出。今はヤルニに最も近い。更なる飛躍を。楽しみだ。
家長昭博:当然の選出。風格が出てきた。サブではなくスタメン奪取もある。

FW:4名はステータスを見るに当然だが、播戸は不明だ。
大久保など結果を出している選手を選出しなかったのは、
FWをテストする時間がアジアカップまでもう無いということか。

高原直泰:当然の選出。語る必要なし。
播戸竜二:謎の選出。活躍してるとは言えない。他のオプションが見たいが。
巻誠一郎:当然の選出。同系統で突出してるが、下からの突き上げも多い。
佐藤寿人:当然の選出。彼をワントップで…いや恐ろしいなw期待大。
矢野貴章:当然の選出。タイプは違うが巻の出来次第でスタメン奪取もある。

この編成で見てみたいスタメンは…

こんなのとか、

      高原               高原
本田   遠藤   俊輔      遠藤   俊輔
                  本田         駒野
   橋本   憲剛         橋本   憲剛
中田 阿部 中澤 駒野     中田 阿部 中澤 
      楢崎               楢崎

こんなのとか、

    高原  矢野
 遠藤        俊輔
    憲剛  阿部
本田 中田  中澤 駒野
      楢崎

恐らく現実はこう…、

   高原   巻         山岸   巻    播戸
 山岸  遠藤  駒野        遠藤   俊輔
   憲剛   鈴木          憲剛   鈴木
  今野 阿部 中澤        今野 阿部 中澤
      川口                川口

いかん、最近なんだかミーハー化してるゾw
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by awi-syuwdow | 2007-05-28 02:27 | 日本代表  

U-22代表 vsシリア 3/28のw

更新途絶えていたので今更ですが…
3/28のU-22日本代表vsU-22シリア代表戦の採点と評価です。

まず蹴導独自のランクでお互いのチームの強さを測ると、
U-22日本はレベル3、U-22シリアはレベル2です。
(10段階評価、10が最高。日本代表はレベル5。)

毎回やっているのですがお互いのレベルを加味した上で採点してます。

では♪

G K:西川 :5.5:ロングボールに対処できず。キックは秀逸。
右CB:青山直:5.5:ボールウォッチャーになることがしばしば。
C B:伊野波:6.0:前半押し込まれるも徐々に高い位置をキープした。
左CB:水本 :5.0:相手FWを何度もフリーにさせる場面を作った。
D H:本田拓:6.5:中央からの突破やシュートを許さなかった。
C H:梶山 :6.5:攻防に冴え渡る。相手の守備を撹乱した。
右WB:水野 :5.5:勇気が足りない。ドリブルとFKは冴える。
左WB:本田圭:5.0:水野と同じだがこちらはキープもFKも悪い。
O H:家長 :7.0:MVP。相手の弱点を看破し得点と流れを引きよせた。
左FW:李  :6.0:ポスト役と縦横の飛び出しでマークを引き付けた。
右FW:平山 :6.5:圧巻の2得点。ミスも多かったが責任は果たした。

李→カレン:5.5:運動量は多いが動き出しが遅く脅威を与えきれず。
家長→村枝:5.5:
梶山→上田:--:時間が短く採点なし。

反町監督:6.0:家長のOH起用が当る。交代は無難。

3-0で圧勝したのに酷い評価です。
まー各新聞では圧勝、完勝という文字が躍っているでしょうが…説明しましょう。

この試合は、前半の25分で試合が終わってしまった感があります。
度重なる日本有利の笛にシリアの選手はやる気を失ってしまったんですね。
幻の先制弾(ファール判定されたヤツ)と流されたPK(切れ込んで倒れたモノ)
だけではなく、競り合いなど細かいところで日本に有利な笛が吹かれます。
日本はその後良いランとパスワークで崩しまくりますが、
相手(特に守備陣)はすでに動揺しており、難しい相手ではなくなっていました。
それでも何度か形を作り日本が反省すべき点を示してくれました。

気になったのが日本とシリアのクロスの上げ方の違いです。
サイドを抉り、そのままクロスを上げてくるシリアのWBに比べ、
日本のWBは見劣りを感じてしまいます。
勇気が無い。同じように抉ってあげる回数は皆無、
ほぼ100%抉った後に切り返し、
味方を探してからそこへクロス、もしくは味方が探せずバックパス、です。

どのような違いがあるか前も述べましたが、
切り返してしまうと受けるFWが、
FWのタイミングでボールを受けることが出来ません。
また、勢いが+されない為、
どうしても遅い速度のクロスと威力の無いシュートになりがちです。

平山の1点目はFKからのヘッドでした。
フリーキッカー(水野)が予測したボールの軌道と、
平山が狙いたかったポイント、2つの感覚が点で一致します。
2名の中では会心の得点だったに違いありません。
しかし流れの中では…サイドを抉るも、切り返しを入れた為、
お互いの点の感覚が食い違い、ズレて脅威を与え切れません。
逆に早いクロスを入れてきたシリアに何度か点で合わされてしまいます。
幻の一点目はそんな最中、守備陣が浮き足立ってしまい起きました。

難しいコトかもしれませんが、

サイドを抉りながらFWの位置を確認する
→FWの合わせたい位置を予想する
→切り返さずそのポイントに早いクロスを入れる。

そういうサイドの動きを見てみたいです。
見えなくても予想して勇気を持って早いクロスを入れる、
それによって、切り返した後の2列目3列目の飛び出しや、
バックパスもより活きてくると思います。

A代表やオリンピックに向けて更なる進化を遂げて欲しいところです。
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by awi-syuwdow | 2007-04-18 13:25 | 日本代表  

五輪アジア予選 vs香港(超辛口w)

今回は、コラムから。

まず、香港にとってはアンラッキーだった。
何がアンラッキーかというと、
跳ね返った場所が悪くて2点取られたということだ。
結果は、3-0だが1-0、もしくは1-1と見るべき。
この試合を見出しにすると、「香港惜しくも金星ならず、善戦」だろう。

日本の選手と香港の選手の実力は、雲泥の差が有る。

しかし、本当に日本はレベルが上のチームなのだろうか?

前半は、格下の香港相手にほぼ5バックに押し込まれる。
CBは両サイドのWBにしかパスを出さず、
受けたWBは3トップにロングボールを放り込むのみ。
理由としては、サイドで数的優位が作れないこと、
受けたボールをプレスが掛かった状態でも戻そうとしないこと、
中央で一度受ける選手がいないこと、が上げられるだろう。
このうち2つは、システムの問題なので、
監督が考え方を変えない限り難しいだろう。
蹴導としては相手の逆サイドのSBを内側に寄らせることが出来る、
サイドが2枚あるシステムで戦って欲しいのだか…。

テクニックは勿論、
フィジカル面(パワーやスタミナ、スピード)でも大きく劣る香港は、
後半は選手交代でなんとかやりくりをしようとするも、
実らず中盤に大幅なスペースを作る。
後半入った家長や増田はやり易かっただろう。
ボールの収まりどころが出来たため、
ロングボールが減り、ショートパスが増える。
香港が弱かった為だが、前半2テンポ遅くさせられた動きが、
後半は1テンポだけ速くなった。もう1テンポ欲しかったけどね。

遅さを感じたのは、次の2つのシーンが象徴的だ。
1つ目。
本田のショートコーナー、中で一度受けて本田がへ戻る、
本田が水野へバックパス、
相手のOHを引っ張った水野が中央フリーの選手へパス。
中央で受け取った選手が、中を見て、
相手のDHが寄せた為、中へフライのパス。
…ちょっと待てw
「中央でフリーで持った選手」が何故パスを選択する。
何故、その時点でゴールの空いているところへシュートを狙わない。
狙えるときに狙わない、ここに遅さを感じる。

2つ目。
これもサイドからなんだけど、サイドを抜けてクロスを上げるシーン。
何故か切り返す両サイド…何故か切り替えして苦手な足でクロスを上げる。
別に逆足で上げるのは良い、三浦淳宏クラスならね。
切り返すことで何が起きるかというと、FWがタイミングを逃すということだ。
FWが飛び込んで点を取れるタイミングは少ない。
サイドのランに併せて、相手DFの裏を取り、
そこにクロスの「精度」が合ったときのみシュートは生まれる。
一度飛び込んだら2度目は起きにくい。切り替えしたらタイミングを失うのだ。
3トップを採用しているのに3トップすべてが囮になってしまう。
後から飛び込むCH2枚にはタイミングが合うだろうが、
中が混雑している上、失敗後のカウンターのリクスも伴う。
一番不味いのは、ランをする選手が多くてバテてしまうこと。
前半で退いた李、交代したカレンだけではなく、
水野、本田、平山、梶山といった選手は後半消えてしまっていた。
まぁ、相手も弱かったから、
強引なドリブルからのラッキーな点が生まれたけどね。

次の試合では
「タメを作ること」
「フリーでは打つこと」
「クロスはFWに合わせる為に上げること」
この3点に気をつけたらもっといいゲームが出来ると思う。

今日の試合は6-0で勝てる相手でしたね。

では、評価。
平山 5.5 巧みな先制点を挙げるも、それ以外は沈黙。
李 5.0 徐々にフィット。良いところで交代させられたのは残念。
→家長 6.5 多彩な動きで相手を混乱させ、相手を釣りまくった。
カレン 5.0 平山をアシストするも持ち味出せず途中交代。
→増田 6.0 ボールを捌き、積極的にシュートを放つ。
本田 4.5 苦戦の原因その1。不用意なファール。FKも精細欠く。
水野 4.5 苦戦の原因その2。ラッキーなアシストもそれで得るものは少ない。 
梶山 5.0 1得点も殆どの時間でゲームから消えていた。
青山敏 5.0 チグハグなポジション取り。パスを通され、ファールも多い。
水本 6.0 相手が止まった時間を見て果敢に攻めあがり、守備を混乱させた。
伊野波 5.0 たまたまオフサイドで危機を回避。今回は統率力に欠けた。
青山直 5.5 及第点。複数の相手を見失わずマークを完遂。
松井 5.5 不用意なバックパスの原因を作るも、ポジショニングは良い。

(誰と交代したか不明…ポジション的には本田だが…。)
→上田 -- 10分程プレー、何をしたか分からず。点付けれません。

反町監督 4.0 交代策が実った…とか言えない。
本人は、「選手にアグレッシブに戦って欲しい。勝利より育成が大事」といい、
このシステムを採用しているそうだが、それならば監督は要らないだろう。
誰に言われたか分からない、1選手の為だけのシステムは良いとは思えない。
新潟で見せた多彩なシステム、活かし方を持った監督である。
反町監督なりのシステムを出してほしいとこだ。それで選手も伸びると思う。

オーバー。
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by awi-syuwdow | 2007-02-28 22:50 | 日本代表  

五輪予選壮行試合 vsアメリカ

まず選手の評価から。

【出場選手(→の後は交代出場)】

平山 5.5 良い動き出しで決定期を得るも、枠の角を狙う意識が足りない。
→森島 -- 出場時間が短く評価なし。
カレン 5.5 運動量が多く、周囲との連携もよいが、決定期は決めれず。
→増田 5.0 後半のゲームメイクを託されるも、機能せず。
李 5.0 味方を活かす動きをするも空回り。平山との距離は良い。
→苔口 5.0 平山との距離感に難。動き出しも遅い。

本田圭 4.5 システムに翻弄された。切れも悪くFKのみの活躍。 
→家長 6.0 対面の疲れもあったが、スーパーサブとして機能。
水野 5.0 本田と同じだが、流れの中からのクロスやドリブルは見せた。
梶山 5.5 消えている時間もあったが、積極的なシュートとタックルで形を作る。
本田拓 6.0 バランサーとして機能。今後が期待できる内容だった。
→谷口 -- 出場時間が短く評価なし。

青山 6.5 カードを貰うもMVP級の活躍。カウンターもしっかり防ぐ。
伊野波 6.5 ロングボールが多くなったのは致し方ないが、守備は高評価。
水本 6.5 相手のプレッシャーを難なく捌き続けた。高評価。

松井 5.5 守備陣の奮起もあり及第点。相手の動きに釣られない様にしたい。

反町監督 4.0 フリエの先輩だが、采配、システム共に不明な点が多い。

【蹴導の目】

トルシエ時代から、WB、DH、CBのポリバレンスを重要視する日本代表。
山本、ジーコ時代はさて置き、オシム、反町時代もこの考えは変わらない。
良点として、
相手の戦い方に併せた布陣を敷き直しやすく、弱点も突きやすい。
問題点は、指揮官がそこを見抜けるか、であるが…。

熊本にやってきたアメリカ代表だが、
お国柄も反映してか、早く激しいプレスで相手を圧する戦い方を好む。
まず高い位置からプレスをかけ、逃げたロングボールを、
高身長のCBとDHで弾き、第二波を浴びせる。
先のブルース監督時代からお馴染みの、
伝統的とも言えるその4-2-2-2は、今回も不変で手強い。

対する反町ジャパンが敷いたのは、
1トップ、2シャドー、中盤をフラットにした3-4-3。
正直、この布陣は間違いであろう。
数的不利な本田圭と水野は深く押し込まれ、
前半ゲームメイクを託された梶山も、激しいプレスの為に前を向けない。
結果、ワンピースの3トップに後方からロングボールを蹴るだけの形になり、
個で上回っている感はあったが、アメリカの戦術とは相性が悪い。
結果、平山は頭1つ抜けていたが、他の選手は悉く弾かれ続けた。

他にも6名テストできる環境でありながら、選手交代が遅いなど、
戦い方自体に疑問は残る。
前半途中や後半から4バックを試せるチャンスもあったはず、
より質を上げるために次は試して欲しいところだ。

収穫としては、平山が通用すること、守備陣が計算できること、
家長がスーパーサブで機能すること(スタメンで使いたいが…)、かな。

蹴導ならどうするか?まず、4-1-4-1の布陣を敷く。

        平山
   家長 梶山 李 水野

        本田拓
 本田圭 青山 水本 伊野波
         松井

この形なら、両SBが強く上手い為、
突破力の有る家長と水野は攻撃に専念できるし、
クロスを上げる位置も多彩で、攻撃の的を絞らせない。
1本のパスで4名のシャドーが抜け出せる為、
チャンスは格段に増すと思われる。
勿論、平山に当てて、
ポストを受け取った梶山か李がシュートというパターンも可能だ。

オーバー。
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by awi-syuwdow | 2007-02-21 22:47 | 日本代表  

2007年の日本代表について

まず、いわゆる海外組(79年組ともいう)ですが、
100%呼ばないと思ってました。今、呼んで怪我したらそれこそ終わりです。

今回の選出について、ポジションごとに書いてみます。

まず、GK。能活、山岸、川島、林。
林選手は予想外…だけど。
良い選手を早めに代表の水に慣らすという意味では有りとも思います。
全国の大学の選手達も、
「俺も俺も」という雰囲気になる相互作用もありますしね。
個人的には、
能活以外はそこそこの選手というイメージでしかないのですが…。
同じ浦和でも都築が上だと思うし、
楢崎もまだ老け込んでませんからね。
名古屋の前半戦(GK川島時)と、
後半戦(怪我から復帰の楢崎時)では、かなり差を感じましたし。
横浜FCの菅野も質が高いけど、菅野は今年次第かな。

CB。中澤、坪井、闘莉王、阿部、今野。
中澤の復帰がありましたね。コレには色々理由があるのでしょうが、
一番は闘莉王に危機感を持たせたいというのがありそうです。
中澤自身の能力の高さもあるのでしょうが、
代表スポンサーを撤退した日産への嫌がらせでもありそう…。
いや、妄想です。
他のCB陣は順当に選出といった感じ。
個人的には大分の深谷やマリノスの松田辺りも一度呼んで欲しいトコ。
五輪組は青山と伊野波、水本辺り、ここの台頭も楽しみ。

SB&WB
(兼ねます。相手によって3-4-1-2や3-4-3ベースもあるし)
加地、駒野、隼磨、相馬(初召集)。
相馬…大悟とあんまり変わらない気が…。
守備意識恐ろしく低いし、波がありそう。
攻撃大好きイケイケのオジー(アルディレス)が、
彼と大悟同時に使った結果ヴェルディが降格しましたしね…。
浦和がサントスや相馬を使って戦えてるのは後ろにネネがいるからです。
いないガルフ杯がどうなったかは…言わずもがな。
個人的には守備も出来てクロスも上げれる市川、
根本辺りにもチャンス与えて欲しいとこです。

DH。鈴木、中村、勇人、橋本(初召集)。
順当です。長谷部も怪我だしね。
あとは五輪組から谷口くるかな…。

OH。遠藤、羽生、順当です。
個人的には、アツ、小野、大久保も期待してますが、
この3名は、今年の結果次第かもですね。

左WG。山岸……1名…。
ペルー戦は相手4-2-2-2だろうし、
3トップ使わない予定なのかな。
五輪組に本田がいます。

右WG。播戸、我那覇、野沢、藤本(初召集)。
どうも今回は4-2-2-2でいきそうだw
左OH、山岸、羽生。右OH、遠藤、野沢、藤本っぽい。

CF(FW含む。)。播戸、巻、我那覇、高松、佐藤、矢野(初召集)。
ここは結構シンプル。
海外の選手とぶつかって負けない体のFWと、
特殊な働きの出来るFWを選んでますね。
CFの1枠争いは4名いて熾烈を極めそうです。
サブ発進FWや相方FWは播戸、佐藤、
後、CF枠漏れた場合の我那覇も絡んできそう。

と、まぁ、
Jリーグで活躍している選手が大筋で順当に呼ばれた感じです。
GKとSBはちと…納得できないですが。

79年組が殆ど不選出で、
人気がない代表といわれてますが、中身は非常に濃いです。
微妙なユース代表監督に当ったり、
前代表監督の下で不遇を受けてきた面々が大半を占めていますが、
現在のJを彩っているのは紛れもなく彼らです。
先がすごく楽しみですよ。

オーバー。
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by awi-syuwdow | 2007-02-15 11:09 | 日本代表