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オシムのサッカーは変化したのか?【初志貫徹】

こんにちは、今朝の試合はハードでしたね。
(スイスから4点取れるとは思わなかった…。)
試合についての記述は後程で、今日は予定が多いので書けるのは明日かもしれません。

今回の話は、オシムのサッカーは変化したのか?
初志を諦めて違った方向に進んでいるのではないか?というコトに付いてです。

コメントにありました(勝手に要約してますが)、
当初考えていた(Jの中堅選手を使った)堅守速攻型から、
(ゴールデンエイジを軸とした、前代表時代の)ポゼッション型に変更したんではないか?
結局ベテランに頼ることに落ち着いた、考えが変わったのではないか?


ずばり(丸尾君みたいw)、オシムのサッカーは変化していると思います。
初志貫徹してないから駄目じゃないかと思われるかもしれませんが、
そもそもオシムの目指すサッカーに最終形は無いのではないかと思ってます。
キーワードは「ポリバレント(多様性)」ですからね。

世界的に見ても、
ポゼッション、プレッシング、カウンターの3つが其々高いほうが負けにくいですしね。
バランスとったりリスクを侵したりしながら色々試しているのでしょう。

現段階は、選手の能力と相手チームのを推し量った上で、
今はこの形のサッカーを伸ばす、次の段階はこの形のサッカーを伸ばす、
ということをしているんだと思われます。
彼の会見でのコメントからも推測できます。
「もう少し個の力が伸びれば、よりスピードのある選手を試すことも出来た。
(でも今はそうではないから、しなかった。まだその段階じゃなかった。)」

なんか変化とか段階とか書くと、某宇宙人を思い出しますね。
「私は後、2回変身を残している…」って言う人。(話し逸れたw)

個人的に今の段階から上を目指すには、
よりJや他国のサポートが必要になってくると思っていますが、
今回の大会でのタイトルやスイス戦での勝利が、
自然と他国からのサポートを推し進めてくれそうな気がします。


ああ、最終形は無いのではないかと書きましたが、
オシムが目指すサッカーに必要なものはなんとなくわかってきました。
それは、伏線を張り準備しておく、ということです。
・必要な場面で活躍する為に、コンディションと心構えを重視しておくこと。
・どの場面でも数的優位を作れるようにする為に、
判断力と運動量(総じて賢く走る)を磨いておくこと。
・そして最近の試合でできるようになってきた、相手を疲れさせること。
オシムは今朝の会見で「偶然」と言いましたが、嘘だと思います。狙ってますw
「まー狙ってるよ」とか言うと、次から相手が警戒しちゃいますからね。
発言した記者はなかなか鋭いなぁと感じました。
後、トルシエと同じで、
・天地人なるべくすべてを知って、準備して戦いに望む、
ここは初志貫徹なんじゃないかと思います。


過去の日本代表監督の代表で選択したイメージを端的に表すと、

トルシエは、相手のミスからの距離を重視したショートカウンター。
ジーコは、選手の閃きを軸としたポゼッション。
オシムは、準備を軸とした伏線で根本から崩すサッカーだと思います。

変化はしているけどそれは進化しているということだと思われます。

by awi-syuwdow | 2007-09-12 10:00 | 日本代表  

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